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カテゴリ「作品感想」(時系列順)[106件](11ページ目)
インディ・ジョーンズシリーズ『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』観た。
ちょっと前に、インディ・ジョーンズの曲は飽きるほど聞いたことがあるのに本編一度も観たことないじゃん!? と気づいた。なんかおじさんが冒険するやつっぽいなーというレベルの解像度。
知人に概要を聞いたら、古代遺跡・考古学者・博物学と好きな要素揃い踏みだったのでこの機会に見ることに。
めちゃ人気な理由が分かると同時に、自分のツボの横を綺麗にすり抜けて行ったのでびっくりした。
正直、別に特別好きでも嫌いでもなかったなという所感。
要素は好きだったんだけど、映画として個人的に刺さるものはあまりなかったというか。
でも人気な理由はめちゃめちゃ分かる!
これ多分、他人とわちゃわちゃ話しながら見るほうが良い映画なんだな。
自分が人文学を通ってるからだろうけど、遺跡からアイテム見つけたぜヤッター! というテンションに乗りきることができなかった。
作中で「この考古学のための調査は強奪とは違う」的なことを説明してたシーンがあったけど、後半の流れ見たらおいおい言ってること違うじゃんか~!☝️ってなっちゃった。強奪です。
大衆向けの面白さに考古学というモチーフを使ったらまあこうなるわな~という展開だらけで、そればかり考えてしまった。
あと、この作品が考古学というものの世間の印象を良くも悪くも形作ったんだなあと思った。
それにしても石箱のフタ乱雑に投げ捨てたり、壁を壊すとか言ってるとこでは「嘘だろ!?」って声出ちゃったが。
なんというか、自分の好きな方向性の「遺跡のロマン」と違うものがお出しされたので消化不良。
いやもちろん作中当時と今の考え方が違うのはある!! 分かってる!!
微妙だった理由の大きな要因としては多分、制作1981年・作中舞台1936年という時代背景もあるんだよな。
普段は「この時代ならこういう描写になるか~面白いな~」みたいな視点を脇に置きながら見ているんだけど、いかんせん今回はどちらの年代も最近過ぎず昔過ぎずで、現代の感覚との地続き感が中途半端に感じられたのが良くない気がする。この時代にこれを面白がっていいのか? という。
価値観は昔の話なのに、エンタメとしての魅せ方が現代的だから、ポストコロニアル的な感覚との齟齬がノイズになった感じ。
ここまで書きながら自分に対して「ごちゃごちゃうるせぇ~! そういう視点でみる映画じゃないだろ!」と思っている。
個人の感想だから別にいいじゃんとは思うけど、人気作品をストレートに面白がれないのってちょっと悔しい……。
それはそうと物語としての面白さは分かるし、テンポも良いし、それを表現するための演出も良いし、インディもかっこいいんだよな。
キャラクターそれぞれの個性も良かった!
箇条書きの感想
・罠だらけの遺跡を進むのかっこいい。この既視感の正体、遊戯王の双六じいちゃんだ!
追ってくる岩、下がる天井、床のトラップetc.も古典的な表現だなと思ったんだけど、もしかしてこれが原典か!?
・武器が鞭なのってかっこいい
・当時の世界史とキリスト教知識が要求されている……っ! 説明のくだり、かなり雰囲気で聞いていた。
・外国人の顔つきの見分けがつかなくて、ちょっと服装とかが変わると分からなくなりがち。インディ、眼鏡かけると雰囲気変わるなあ。
・フサオマキザルだ~カワイ~南米のサルだから主要人物のペットっぽいね~と思ってたら死んだので悲しい。アメデオみたいに冒険に着いてくる癒し枠だと思ったのに……。そして飼い主の眼帯男、最後までよく分からなかった。
・人死にと爆発が軽すぎる!! すごいテンポでモブが死ぬ!!
・例の曲はめちゃめちゃ良い。BGMに流れると、流石インディだぜ!って気持ちにさせてくれる。
・マリオン、最初は強い女造形かと思ったけどどちらかというと魔性のほうだ。一応(酒に)強い女でもある。
・べロックの口に虫入ったように見えるシーン(多分ギリギリ入ってない)気になりすぎてしばらく会話が頭に入ってこなかった。面白くて。
・べロック、しょうもないライバルキャラとしてかなり良いキャラだったので死んだのめちゃめちゃびっくりした。インディに「俺はお前の影😉」みたいなこと言ってたし、てっきりシリーズ通してのライバル枠的存在かと思って観てた……違うのか……。
正直、遺跡とかオーパーツはモチーフとして本当に好きだから続編も観たいんだよな~~!!
作品によって雰囲気やテンションが違うこともままあるし、今回ので自分の視点の癖もわかったので、前提の姿勢を変えて観たい。
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ちょっと前に、インディ・ジョーンズの曲は飽きるほど聞いたことがあるのに本編一度も観たことないじゃん!? と気づいた。なんかおじさんが冒険するやつっぽいなーというレベルの解像度。
知人に概要を聞いたら、古代遺跡・考古学者・博物学と好きな要素揃い踏みだったのでこの機会に見ることに。
めちゃ人気な理由が分かると同時に、自分のツボの横を綺麗にすり抜けて行ったのでびっくりした。
正直、別に特別好きでも嫌いでもなかったなという所感。
要素は好きだったんだけど、映画として個人的に刺さるものはあまりなかったというか。
でも人気な理由はめちゃめちゃ分かる!
これ多分、他人とわちゃわちゃ話しながら見るほうが良い映画なんだな。
自分が人文学を通ってるからだろうけど、遺跡からアイテム見つけたぜヤッター! というテンションに乗りきることができなかった。
作中で「この考古学のための調査は強奪とは違う」的なことを説明してたシーンがあったけど、後半の流れ見たらおいおい言ってること違うじゃんか~!☝️ってなっちゃった。強奪です。
大衆向けの面白さに考古学というモチーフを使ったらまあこうなるわな~という展開だらけで、そればかり考えてしまった。
あと、この作品が考古学というものの世間の印象を良くも悪くも形作ったんだなあと思った。
それにしても石箱のフタ乱雑に投げ捨てたり、壁を壊すとか言ってるとこでは「嘘だろ!?」って声出ちゃったが。
なんというか、自分の好きな方向性の「遺跡のロマン」と違うものがお出しされたので消化不良。
いやもちろん作中当時と今の考え方が違うのはある!! 分かってる!!
微妙だった理由の大きな要因としては多分、制作1981年・作中舞台1936年という時代背景もあるんだよな。
普段は「この時代ならこういう描写になるか~面白いな~」みたいな視点を脇に置きながら見ているんだけど、いかんせん今回はどちらの年代も最近過ぎず昔過ぎずで、現代の感覚との地続き感が中途半端に感じられたのが良くない気がする。この時代にこれを面白がっていいのか? という。
価値観は昔の話なのに、エンタメとしての魅せ方が現代的だから、ポストコロニアル的な感覚との齟齬がノイズになった感じ。
ここまで書きながら自分に対して「ごちゃごちゃうるせぇ~! そういう視点でみる映画じゃないだろ!」と思っている。
個人の感想だから別にいいじゃんとは思うけど、人気作品をストレートに面白がれないのってちょっと悔しい……。
それはそうと物語としての面白さは分かるし、テンポも良いし、それを表現するための演出も良いし、インディもかっこいいんだよな。
キャラクターそれぞれの個性も良かった!
箇条書きの感想
・罠だらけの遺跡を進むのかっこいい。この既視感の正体、遊戯王の双六じいちゃんだ!
追ってくる岩、下がる天井、床のトラップetc.も古典的な表現だなと思ったんだけど、もしかしてこれが原典か!?
・武器が鞭なのってかっこいい
・当時の世界史とキリスト教知識が要求されている……っ! 説明のくだり、かなり雰囲気で聞いていた。
・外国人の顔つきの見分けがつかなくて、ちょっと服装とかが変わると分からなくなりがち。インディ、眼鏡かけると雰囲気変わるなあ。
・フサオマキザルだ~カワイ~南米のサルだから主要人物のペットっぽいね~と思ってたら死んだので悲しい。アメデオみたいに冒険に着いてくる癒し枠だと思ったのに……。そして飼い主の眼帯男、最後までよく分からなかった。
・人死にと爆発が軽すぎる!! すごいテンポでモブが死ぬ!!
・例の曲はめちゃめちゃ良い。BGMに流れると、流石インディだぜ!って気持ちにさせてくれる。
・マリオン、最初は強い女造形かと思ったけどどちらかというと魔性のほうだ。一応(酒に)強い女でもある。
・べロックの口に虫入ったように見えるシーン(多分ギリギリ入ってない)気になりすぎてしばらく会話が頭に入ってこなかった。面白くて。
・べロック、しょうもないライバルキャラとしてかなり良いキャラだったので死んだのめちゃめちゃびっくりした。インディに「俺はお前の影😉」みたいなこと言ってたし、てっきりシリーズ通してのライバル枠的存在かと思って観てた……違うのか……。
正直、遺跡とかオーパーツはモチーフとして本当に好きだから続編も観たいんだよな~~!!
作品によって雰囲気やテンションが違うこともままあるし、今回ので自分の視点の癖もわかったので、前提の姿勢を変えて観たい。
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『トワイライト・ウォリアーズ 決戦! 九龍城砦』観た。
友人氏のおすすめにより、香港映画を初めて観る。
め~っちゃ良かった!
感想(※オモコロとリバースの話がある)
お、おもしれ~~~っ
画面もアクションもかっこいいしキャラも人間関係もすっごく魅力的。
冒頭を含めて度々「ウワッ痛そっ」となるシーンはあれど、後述する理由で自分は見れないほどではなかった。面白さが余裕で上回る!!
背景の町の雰囲気がとにかく良くて、世界観にめちゃめちゃ惹きこまれる!
ネオンがギラギラバチバチでいかにも香港って感じの街も、建物も人もギチギチでごちゃごちゃな九龍城砦も、どちらも異文化の魅力を感じる。
痛そうなシーンはそれなりにあるんだけど、アクションシーンのテンポが速いしサクサク戦闘が進むので「うおーっいけーっ」というテンションに紛れてしまう。
人間の動きやパワーが常人のそれではなくて、これアニメでやるアクションじゃない!? 実写でここまでの迫力で表現できるんだ!? とびっくり。
あとモブ含め人間の体が硬いのも面白い。人間が壁にぶつかると壊れるのは壁のほうというレベルなので、まあ大丈夫かという気持ちになってくる(大丈夫ではない)。
そして敵も味方も強い! 兄貴たちが強くてかっこいい!!
なかでも約一名が規格外に強くてウケた。
というのも事前に「オモコロの加藤さんみたいな人がいる」と聞いており、登場時点で(この人めちゃめちゃオモコロの加藤さんみたいだな……いや尚早か……? でもかなりそうだよな……)と思ってたらそうだったんだけど、この人がチートキャラみたいな性能でめちゃめちゃ面白い。強すぎるのって面白いんだ。
世界観も雰囲気もニエゴ様(この記事のキャラ)で、実際本当にただ者じゃなかったので違和感は消えた。ヒャハハ笑いもすっごく似合う。
あとロン兄貴の登場シーンも強い。何度反芻してもかっこよすぎる……。
痛そうなシーンより、子どもが関わるエピソードがしんどかった。
どうか子どもは健全な環境ですこやかに育て!!!!(泣)という気持ちになるけど、現在進行形でいろいろな難民問題があって、その渦中の子どももいるわけで……といろいろ考えてしまった。
凧はモチーフとして美しくて印象的だったなあ。
曲も良かった~!
途中で入る現地の曲、なんか耳馴染みあるなと思ったらリバースのお願いオフィサーに音の感じが似てるんだな~と気付く。記憶の思わぬ繋がり。
あの曲調の感じはノワールさんが香港出身だからか……! と納得した。
あとエンディングで思ったのが、人々の日常が映るのがすごく良いなということ。
物語の舞台は裏社会で戦いも派手で、テーマ的には我々にとっての非日常という感じだけど、同じ空間で暮らす人々の日常や生活もまたそこにある、という空気感を作中で勿体ぶらずに描いているのを感じる。
そのディテールがあるからこそ、主人公たちがこの場所に抱いているかけがえのない思いがより染みるんだなあと思った。
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友人氏のおすすめにより、香港映画を初めて観る。
め~っちゃ良かった!
感想(※オモコロとリバースの話がある)
お、おもしれ~~~っ
画面もアクションもかっこいいしキャラも人間関係もすっごく魅力的。
冒頭を含めて度々「ウワッ痛そっ」となるシーンはあれど、後述する理由で自分は見れないほどではなかった。面白さが余裕で上回る!!
背景の町の雰囲気がとにかく良くて、世界観にめちゃめちゃ惹きこまれる!
ネオンがギラギラバチバチでいかにも香港って感じの街も、建物も人もギチギチでごちゃごちゃな九龍城砦も、どちらも異文化の魅力を感じる。
痛そうなシーンはそれなりにあるんだけど、アクションシーンのテンポが速いしサクサク戦闘が進むので「うおーっいけーっ」というテンションに紛れてしまう。
人間の動きやパワーが常人のそれではなくて、これアニメでやるアクションじゃない!? 実写でここまでの迫力で表現できるんだ!? とびっくり。
あとモブ含め人間の体が硬いのも面白い。人間が壁にぶつかると壊れるのは壁のほうというレベルなので、まあ大丈夫かという気持ちになってくる(大丈夫ではない)。
そして敵も味方も強い! 兄貴たちが強くてかっこいい!!
なかでも約一名が規格外に強くてウケた。
というのも事前に「オモコロの加藤さんみたいな人がいる」と聞いており、登場時点で(この人めちゃめちゃオモコロの加藤さんみたいだな……いや尚早か……? でもかなりそうだよな……)と思ってたらそうだったんだけど、この人がチートキャラみたいな性能でめちゃめちゃ面白い。強すぎるのって面白いんだ。
世界観も雰囲気もニエゴ様(この記事のキャラ)で、実際本当にただ者じゃなかったので違和感は消えた。ヒャハハ笑いもすっごく似合う。
あとロン兄貴の登場シーンも強い。何度反芻してもかっこよすぎる……。
痛そうなシーンより、子どもが関わるエピソードがしんどかった。
どうか子どもは健全な環境ですこやかに育て!!!!(泣)という気持ちになるけど、現在進行形でいろいろな難民問題があって、その渦中の子どももいるわけで……といろいろ考えてしまった。
凧はモチーフとして美しくて印象的だったなあ。
曲も良かった~!
途中で入る現地の曲、なんか耳馴染みあるなと思ったらリバースのお願いオフィサーに音の感じが似てるんだな~と気付く。記憶の思わぬ繋がり。
あの曲調の感じはノワールさんが香港出身だからか……! と納得した。
あとエンディングで思ったのが、人々の日常が映るのがすごく良いなということ。
物語の舞台は裏社会で戦いも派手で、テーマ的には我々にとっての非日常という感じだけど、同じ空間で暮らす人々の日常や生活もまたそこにある、という空気感を作中で勿体ぶらずに描いているのを感じる。
そのディテールがあるからこそ、主人公たちがこの場所に抱いているかけがえのない思いがより染みるんだなあと思った。
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『海底二万マイル』を観た。1954年のディズニー版実写のやつ。
原作ありの映画としてなかなか良かった!
ディズニーシーの海底二万マイルのエリアを見てなんとなく知ってはいたけど、やはりビジュアル面の良さがぶっちぎっている……!(※ディズニーシーに行ったことはない)
※原作通過済み、「神秘の島」は読み途中の段階
原作側から見て忠実な作品かといわれれば微妙なのだが、当時のエンタメ作品としてはかなり原作の要素を拾って構成していてすごい、という印象。
主人公側3人の描写がいまいち好きになれなかったんだけど、ネモの思想の強さや船内の雰囲気や細部の造形はとても良かったし、一部のアニメ撮影的な表現も流石ディズニーだな~と思った!
序盤のフリゲート艦上の表現はあまりリアルって感じではなくて、合成感が強いし海風の感じもあまり感じられない。
なのでノーチラス号の描写のほうにリソースを割いたのかなって思ったんだけど、その通りだった!
原作の挿絵の雰囲気を出しつつ、あの"ノーチラス号といえば"な造形……ビス打ちされた茶色い鉄板やパイプがひしめく壁と、重厚でクラシックな家具、眩い電気の光、突き刺す気満々な外装、ぜ~んぶ格好いい!!
雰囲気が近いジャンルとしてはスチームパンクがあるけど、スチームじゃなくて電気だし、もうちょっとSF感と重厚さとクラシカルが混ざった絶妙なイメージがあるんだよなあ。あの感じ素敵だ。
扇形の二枚貝のようなオルガンのデザインもめちゃめちゃ良い!
ネモも良かった。
自分のイメージしてた原作ネモとは違うんだけど、この強い感情を秘めた目力の感じもまた良い。
よく喋るしよく感情をあらわにするけど、たぶんこの映画の展開の早さのせいもあるなという感じ。
葬式のシーンを序盤に持ってくるのも、彼の不可解さを表すのにとても良かった(昇降口開けてたのはうっかりさんすぎるが)。
復讐者としてのネモが感情を抑えられない描写も、映画だからオルガンの音による演出が際立っていて印象的……!
全体的に、海に魅せられた側面よりも、陸の人間を憎む描写が強めだった。生態系の話とか全然してなかったから仕方ないんだけど。
でもネモが軽率に上陸するのは解釈違いです。上陸するにしてもその感じは違うだろう!?
そして現在進行形で神秘の島読んでる途中(ネモ未登場)だから、ネモの独白のシーンに「これってネタバレ!? それともディズニー版特有の設定!? どっち!? どっちですかー!!??」って混乱しきりだった。早く続き読もう……。
もしあの独白が本当だとしたら、世界中がノーチラス号を怪物だと思っている中でイギリスだけはネモの正体に気付いていたってことになるのか……?
そしてディズニーシーの設定は、映画ネモではあるけど全くの別世界線という感じになるのかな。それはそれで気になるし行ってみたいなあ。
主人公側3人の仲があまり良くなかったのは見ててちょっと寂しかったな。
そもそもコンセイユが原作のイメージと乖離していて、登場時点から戸惑っていた。本当にこの人誰……!? あの先生に忠実で分類オタクの健気な若者コンセイユはどこへ!?
ネッドランドのほうは登場時点でひと目で分かったけど、熱意というより軽率さが目立つ。
アロナックス先生も楽観的で口が軽くてネモに影響されやすくて……この3人なら仲間割れするよなって感じで……原作がめちゃめちゃ仲良く見えてくる……。
原作との根本的な違いとしては、「ノーチラス号の動力源が電気である」ことを明言していないというのがある。
これは多分映画公開時点では電気が普及しすぎていたので、ネモの前人未踏の科学力を示すために「現在ではまだ追いつけない技術」というふんわりした表現になったんだろうな~と思っている。
島の先住民たちに襲われるくだりや巨大頭足類との戦いは、やっぱり映画との相性がいいなと思った。
序盤に、海の怪物(ノーチラス号)はずっと南太平洋にいると明言されてて「世界中回らないの?」って気になったけど、この設定のおかげで世界一周がなくとも違和感がない作りになっているんだなあと後から納得した。
そして撃たれた後のネモがノーチラス号と船員とともに海底で死のうとするところは、解釈としてまあ分かる。
ここまで来ている時点で船員たちはネモに命を預けているだろうし、ネモがいない中でノーチラス号を運用していくのか? 誰かが彼の復讐を継ぐのか? という問題もあるし。
ただ、このネモは結局自分の発明を残したいのか残したくないのかわからなかった。残したいならアロナックスたち逃がしてから沈むんじゃない!? なんで世界の未来に希望託しながら全部沈もうとしてたんだ。
一通り観てから映画ポスター見たら、何でそこにネッドがいるんだよって爆笑しちゃった。先生1mmも映ってないじゃん!!
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#海底二万里
原作ありの映画としてなかなか良かった!
ディズニーシーの海底二万マイルのエリアを見てなんとなく知ってはいたけど、やはりビジュアル面の良さがぶっちぎっている……!(※ディズニーシーに行ったことはない)
※原作通過済み、「神秘の島」は読み途中の段階
原作側から見て忠実な作品かといわれれば微妙なのだが、当時のエンタメ作品としてはかなり原作の要素を拾って構成していてすごい、という印象。
主人公側3人の描写がいまいち好きになれなかったんだけど、ネモの思想の強さや船内の雰囲気や細部の造形はとても良かったし、一部のアニメ撮影的な表現も流石ディズニーだな~と思った!
序盤のフリゲート艦上の表現はあまりリアルって感じではなくて、合成感が強いし海風の感じもあまり感じられない。
なのでノーチラス号の描写のほうにリソースを割いたのかなって思ったんだけど、その通りだった!
原作の挿絵の雰囲気を出しつつ、あの"ノーチラス号といえば"な造形……ビス打ちされた茶色い鉄板やパイプがひしめく壁と、重厚でクラシックな家具、眩い電気の光、突き刺す気満々な外装、ぜ~んぶ格好いい!!
雰囲気が近いジャンルとしてはスチームパンクがあるけど、スチームじゃなくて電気だし、もうちょっとSF感と重厚さとクラシカルが混ざった絶妙なイメージがあるんだよなあ。あの感じ素敵だ。
扇形の二枚貝のようなオルガンのデザインもめちゃめちゃ良い!
ネモも良かった。
自分のイメージしてた原作ネモとは違うんだけど、この強い感情を秘めた目力の感じもまた良い。
よく喋るしよく感情をあらわにするけど、たぶんこの映画の展開の早さのせいもあるなという感じ。
葬式のシーンを序盤に持ってくるのも、彼の不可解さを表すのにとても良かった(昇降口開けてたのはうっかりさんすぎるが)。
復讐者としてのネモが感情を抑えられない描写も、映画だからオルガンの音による演出が際立っていて印象的……!
全体的に、海に魅せられた側面よりも、陸の人間を憎む描写が強めだった。生態系の話とか全然してなかったから仕方ないんだけど。
でもネモが軽率に上陸するのは解釈違いです。上陸するにしてもその感じは違うだろう!?
そして現在進行形で神秘の島読んでる途中(ネモ未登場)だから、ネモの独白のシーンに「これってネタバレ!? それともディズニー版特有の設定!? どっち!? どっちですかー!!??」って混乱しきりだった。早く続き読もう……。
もしあの独白が本当だとしたら、世界中がノーチラス号を怪物だと思っている中でイギリスだけはネモの正体に気付いていたってことになるのか……?
そしてディズニーシーの設定は、映画ネモではあるけど全くの別世界線という感じになるのかな。それはそれで気になるし行ってみたいなあ。
主人公側3人の仲があまり良くなかったのは見ててちょっと寂しかったな。
そもそもコンセイユが原作のイメージと乖離していて、登場時点から戸惑っていた。本当にこの人誰……!? あの先生に忠実で分類オタクの健気な若者コンセイユはどこへ!?
ネッドランドのほうは登場時点でひと目で分かったけど、熱意というより軽率さが目立つ。
アロナックス先生も楽観的で口が軽くてネモに影響されやすくて……この3人なら仲間割れするよなって感じで……原作がめちゃめちゃ仲良く見えてくる……。
原作との根本的な違いとしては、「ノーチラス号の動力源が電気である」ことを明言していないというのがある。
これは多分映画公開時点では電気が普及しすぎていたので、ネモの前人未踏の科学力を示すために「現在ではまだ追いつけない技術」というふんわりした表現になったんだろうな~と思っている。
島の先住民たちに襲われるくだりや巨大頭足類との戦いは、やっぱり映画との相性がいいなと思った。
序盤に、海の怪物(ノーチラス号)はずっと南太平洋にいると明言されてて「世界中回らないの?」って気になったけど、この設定のおかげで世界一周がなくとも違和感がない作りになっているんだなあと後から納得した。
そして撃たれた後のネモがノーチラス号と船員とともに海底で死のうとするところは、解釈としてまあ分かる。
ここまで来ている時点で船員たちはネモに命を預けているだろうし、ネモがいない中でノーチラス号を運用していくのか? 誰かが彼の復讐を継ぐのか? という問題もあるし。
ただ、このネモは結局自分の発明を残したいのか残したくないのかわからなかった。残したいならアロナックスたち逃がしてから沈むんじゃない!? なんで世界の未来に希望託しながら全部沈もうとしてたんだ。
一通り観てから映画ポスター見たら、何でそこにネッドがいるんだよって爆笑しちゃった。先生1mmも映ってないじゃん!!
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#海底二万里
『アバター』観た。完全初見。
タイトルとあの青い種族の見た目だけ知ってたというレベル。
よく見たら人外さんたちのキャラデザめっちゃ素敵じゃん……!? となったのと、SF熱がきているのでこのタイミングに観た。
随所に刺さるポイントがあって、かなり好きな映画でびっくりしている……!! 観てよかった~~!!
デカい人外ってやはり最高だ。
まずナヴィ(あの青い種族)なんだけど、その、身長2~3メートルあるんですね……。ありがとうございます。これだけでもう嬉しくて仕方がない。五体投地。
最初にアバターが登場した時点で性癖に刺さる音がしてだめだった。異種族の造形として良すぎる……っ。
舞台が異星なのにはびっくりした。勝手に未来の地球の話だと思っていたので。
足を失った男が代わりの人外の体を得、異種族との交流を図る……というイントロの時点でめちゃめちゃおもしろい!! ド好みです!!
作中のナヴィの描写は完全な異種族としてよりも、"未開の人々"の記号として表現されていた。
独自の言語や暮らしを持ち、彼らなりの死生観と世界観のなかで生きている人々。
そういう意味ではストーリーラインもとても分かりやすかった。帝国主義への問いかけであり、合理的自然保護の話でもある。
パーカーが途中でナヴィのことを「青猿」"blue monkey"と呼んだのも、大佐が彼らを見下すのも、とても露骨な表現だ。
でももし当事者として自分の知っている世界とは違う文化圏に投げ入れられた時、果たして人間はジェイクのように"彼らは未開の人々だ"という視線をああして手放せるのだろうか、と考え込む。
郷に入っては郷に従い、他文化が大事にしているものを自分も大事にする。シンプルだからこそ、そこに自分の驕りや思い込みはないだろうか……自覚してないだけで……と思う。上手い言葉でまとめられないんだけど……。
他種族を対等に見る理由は相手の賢さなのか? 肌の色か? 見た目の人間っぽさか? 強さか?
そういう意味で"人類"中心主義の話だ……とぐるぐる考える。
終盤で主人公の退役軍人設定が活きるのには納得感あってよかったけど、同時にずっと「人類は愚か……戦争は愚か……」という気持ちでいっぱいだった。
ジェイクの最後の選択も、結局人類は醜かったという結末で終わるし橋渡し役はいなくなるのか……という無念さがあり、客観的な結末としては寂しかった。あれだけ話を聞かない人間に囲まれたジェイクの選択としては当然だけど。
トルーディはめちゃめちゃかっこよかった。
ナヴィの文化に関しては、狩り・葬送・婚姻など色んな面から描写されててディティールも良い。言語もあれ多分ちゃんと作り込んであるやつだよな……?
人外種族の文化って大好きなのでいっぱい見たい。
食事シーンがなかったのだけ惜しいな……!
あと映像美!! もうぜ~~んぶすごい!!!!
ナヴィたちはCGだと思えないくらい自然だし、背景の自然も壮大で美しい。
森の景色は地球の熱帯林のような緑に青が映えて幻想的で、生き物のデザインも世界観的な統一感がありつつ個性的でとても素敵だ。夜の光の表現もとっても綺麗!
パンドラ(星)が完全な異世界ではなく地球っぽい環境をベースにしているので、違和感が大きすぎず差異が際立つ絶妙なバランスだなあと思う。
磁場の形をした岩も、現実にも柱状節理みたいなすごい岩あるもんな……異星にあってもおかしくないな……と納得できてしまう。
生物種も、動物植物のどっちもデザインが面白くてわくわくする!
プロレムリスって出てきた瞬間「つまりキツネザルってことですか!?」と立ち上がってしまった。
六足ウマの頭骨はオオアリクイみたいでかわいいし、イクランやトルークはミクロラプトルみたいな飛行シルエットが素敵。
このへんの生物素敵すぎるので設定資料集とかあったら欲しいなあ。あるだろうけど入手難しそうだなあ。
畳む
タイトルとあの青い種族の見た目だけ知ってたというレベル。
よく見たら人外さんたちのキャラデザめっちゃ素敵じゃん……!? となったのと、SF熱がきているのでこのタイミングに観た。
随所に刺さるポイントがあって、かなり好きな映画でびっくりしている……!! 観てよかった~~!!
デカい人外ってやはり最高だ。
まずナヴィ(あの青い種族)なんだけど、その、身長2~3メートルあるんですね……。ありがとうございます。これだけでもう嬉しくて仕方がない。五体投地。
最初にアバターが登場した時点で性癖に刺さる音がしてだめだった。異種族の造形として良すぎる……っ。
舞台が異星なのにはびっくりした。勝手に未来の地球の話だと思っていたので。
足を失った男が代わりの人外の体を得、異種族との交流を図る……というイントロの時点でめちゃめちゃおもしろい!! ド好みです!!
作中のナヴィの描写は完全な異種族としてよりも、"未開の人々"の記号として表現されていた。
独自の言語や暮らしを持ち、彼らなりの死生観と世界観のなかで生きている人々。
そういう意味ではストーリーラインもとても分かりやすかった。帝国主義への問いかけであり、合理的自然保護の話でもある。
パーカーが途中でナヴィのことを「青猿」"blue monkey"と呼んだのも、大佐が彼らを見下すのも、とても露骨な表現だ。
でももし当事者として自分の知っている世界とは違う文化圏に投げ入れられた時、果たして人間はジェイクのように"彼らは未開の人々だ"という視線をああして手放せるのだろうか、と考え込む。
郷に入っては郷に従い、他文化が大事にしているものを自分も大事にする。シンプルだからこそ、そこに自分の驕りや思い込みはないだろうか……自覚してないだけで……と思う。上手い言葉でまとめられないんだけど……。
他種族を対等に見る理由は相手の賢さなのか? 肌の色か? 見た目の人間っぽさか? 強さか?
そういう意味で"人類"中心主義の話だ……とぐるぐる考える。
終盤で主人公の退役軍人設定が活きるのには納得感あってよかったけど、同時にずっと「人類は愚か……戦争は愚か……」という気持ちでいっぱいだった。
ジェイクの最後の選択も、結局人類は醜かったという結末で終わるし橋渡し役はいなくなるのか……という無念さがあり、客観的な結末としては寂しかった。あれだけ話を聞かない人間に囲まれたジェイクの選択としては当然だけど。
トルーディはめちゃめちゃかっこよかった。
ナヴィの文化に関しては、狩り・葬送・婚姻など色んな面から描写されててディティールも良い。言語もあれ多分ちゃんと作り込んであるやつだよな……?
人外種族の文化って大好きなのでいっぱい見たい。
食事シーンがなかったのだけ惜しいな……!
あと映像美!! もうぜ~~んぶすごい!!!!
ナヴィたちはCGだと思えないくらい自然だし、背景の自然も壮大で美しい。
森の景色は地球の熱帯林のような緑に青が映えて幻想的で、生き物のデザインも世界観的な統一感がありつつ個性的でとても素敵だ。夜の光の表現もとっても綺麗!
パンドラ(星)が完全な異世界ではなく地球っぽい環境をベースにしているので、違和感が大きすぎず差異が際立つ絶妙なバランスだなあと思う。
磁場の形をした岩も、現実にも柱状節理みたいなすごい岩あるもんな……異星にあってもおかしくないな……と納得できてしまう。
生物種も、動物植物のどっちもデザインが面白くてわくわくする!
プロレムリスって出てきた瞬間「つまりキツネザルってことですか!?」と立ち上がってしまった。
六足ウマの頭骨はオオアリクイみたいでかわいいし、イクランやトルークはミクロラプトルみたいな飛行シルエットが素敵。
このへんの生物素敵すぎるので設定資料集とかあったら欲しいなあ。あるだろうけど入手難しそうだなあ。
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『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』観た!
もともとストップモーションアニメが好きで、特に『コララインとボタンの魔女』も好きなので同じ製作元(スタジオライカ)のクボもずっと気になっていた。
映像美はもちろん、物語やキャラクターもとっても良くて(特に大人側の視点で見れるようになったゆえの感動があって)かなりぐっときた。サルとクワガタ、好きだ…………。😭
舞台が日本と明言されているし時代物だけど、風習や生活のディティールが作り込まれているのを感じる!(全く違和感がないと言えば嘘だが)
コララインと並ぶレベルで好きな作品だ~~!
ストップモーションアニメとしてのクオリティが高すぎてずっとびびる。
実写だからこそ、布や和紙の質感がそのまま表れていてとても素敵で、だからこそ「本当にこの精度でこのフレームレートで動かして一コマ一コマ撮ってるの……??」とびびる。
動きに関しては特にサルが好き。サルらしい歩き方と、擬人表現のある日常の動きやアクションが全部自然で魅力的でかわいい!!
キャラ、特にサルとクワガタが本当に本当に好きだった! 観ながら悶えてた。
サルは見た目だけ知ってたけどてっきり男かと思っていた。まさかこんなに頼れるイケメンおばさまだったなんて……最高にかっこいい……。
マカク(さすがにニホンザル?)本来の良さを崩さずにここまで表情豊かにかわいくかっこよくできるんだなあ。
クワガタも、元人間の陽気な多碗人外おじさんという時点でかわいいと思ってしまった。すみません。ヘキです。デザインもクワガタのかっこよさ+極端なデフォルメ体型良い。
これまでしっかり母親の面倒をみていたクボが、二人にちょっかいかけたり甘えたりするシーンは泣いてしまう。子どもらしさを表出できてよかったね……ずっとそうであれ……。😭
サルとクワガタはどちらもクボの頼れる保護者ではあるが、時に言うことが対照的で、時々言い争い、でも距離は近い……という不思議で絶妙な距離感だった。
それが二人の正体を知った後だとめちゃめちゃ納得するし、これまで母親と二人だったクボがピンとこないのもしっくりくる。
ストーリーも、異世界に行って帰る・3つの試練という児童向けとして一番わくわくする型をベースにかぐや姫の要素が入れられているのがうまいなあと思った!
封建時代の日本×がっつりファンタジーって新鮮。
コララインと同様に、守ってくれる家族の喪失→再確認という話だけど、敵も身内だというのが特別な子であるクボの宿命だって感じするな。
あと個人的に、座礁クジラの中で夜を明かす場面はめちゃめちゃ良かった!!!!(作中鯨類描写オタク)
物語にクジラが出てくるにあたって色んな表現や役割があるわけだけど、死んだクジラの中に入って屋根として使う、って初めて見た。目からうろこ。実際にはできないだろうという前提から、最果ての国の異質さも分かるすごく良いシーンだ……。
サルも言ってたけど、半端なく臭そうではある。
エンディングムービー、手書きとカットアウトと3D組み合わせてる気がするんだけど、それをここまで同じテイストにするのって難しそう。すごい……。
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もともとストップモーションアニメが好きで、特に『コララインとボタンの魔女』も好きなので同じ製作元(スタジオライカ)のクボもずっと気になっていた。
映像美はもちろん、物語やキャラクターもとっても良くて(特に大人側の視点で見れるようになったゆえの感動があって)かなりぐっときた。サルとクワガタ、好きだ…………。😭
舞台が日本と明言されているし時代物だけど、風習や生活のディティールが作り込まれているのを感じる!(全く違和感がないと言えば嘘だが)
コララインと並ぶレベルで好きな作品だ~~!
ストップモーションアニメとしてのクオリティが高すぎてずっとびびる。
実写だからこそ、布や和紙の質感がそのまま表れていてとても素敵で、だからこそ「本当にこの精度でこのフレームレートで動かして一コマ一コマ撮ってるの……??」とびびる。
動きに関しては特にサルが好き。サルらしい歩き方と、擬人表現のある日常の動きやアクションが全部自然で魅力的でかわいい!!
キャラ、特にサルとクワガタが本当に本当に好きだった! 観ながら悶えてた。
サルは見た目だけ知ってたけどてっきり男かと思っていた。まさかこんなに頼れるイケメンおばさまだったなんて……最高にかっこいい……。
マカク(さすがにニホンザル?)本来の良さを崩さずにここまで表情豊かにかわいくかっこよくできるんだなあ。
クワガタも、元人間の陽気な多碗人外おじさんという時点でかわいいと思ってしまった。すみません。ヘキです。デザインもクワガタのかっこよさ+極端なデフォルメ体型良い。
これまでしっかり母親の面倒をみていたクボが、二人にちょっかいかけたり甘えたりするシーンは泣いてしまう。子どもらしさを表出できてよかったね……ずっとそうであれ……。😭
サルとクワガタはどちらもクボの頼れる保護者ではあるが、時に言うことが対照的で、時々言い争い、でも距離は近い……という不思議で絶妙な距離感だった。
それが二人の正体を知った後だとめちゃめちゃ納得するし、これまで母親と二人だったクボがピンとこないのもしっくりくる。
ストーリーも、異世界に行って帰る・3つの試練という児童向けとして一番わくわくする型をベースにかぐや姫の要素が入れられているのがうまいなあと思った!
封建時代の日本×がっつりファンタジーって新鮮。
コララインと同様に、守ってくれる家族の喪失→再確認という話だけど、敵も身内だというのが特別な子であるクボの宿命だって感じするな。
あと個人的に、座礁クジラの中で夜を明かす場面はめちゃめちゃ良かった!!!!(作中鯨類描写オタク)
物語にクジラが出てくるにあたって色んな表現や役割があるわけだけど、死んだクジラの中に入って屋根として使う、って初めて見た。目からうろこ。実際にはできないだろうという前提から、最果ての国の異質さも分かるすごく良いシーンだ……。
サルも言ってたけど、半端なく臭そうではある。
エンディングムービー、手書きとカットアウトと3D組み合わせてる気がするんだけど、それをここまで同じテイストにするのって難しそう。すごい……。
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1月14日に『FALL 落下の王国』を劇場で観た。元は2006年の映画だけどDVDが廃盤になってたりで、知る人ぞ知る的な作品だったらしい……んだけど、それがリマスター版になって劇場公開!
というのをXで見かけて、PVの雰囲気とキャラデザの美しさに圧倒されて観に行った。
すっっっっっごく良かった。めちゃめちゃ好き。
視覚的な気持ち良さがずっと満たされる感じがあるし、物語としてもたいへん良かった。
怪我をしたスタントマンの男性が、同じく入院中の少女に物語を語って聞かせるという構造。
なので病院の描写と架空のお話の描写を行ったり来たりするんだけど、お話のパートの描写が本当に全部美しい。
自分は小説を読んだり物語を聞いている時に、脳内で映像を作って、もし自分の想像が描写とズレてたら随時修正して補完して……場合によっては背景を曖昧なままにして想像を続けて……っていう風に進めていくんだけど、それが映画で行われていた。
自分でも書いててどういうこと? って思うんだけど……。
主人公がアドリブで語り進める物語にあわせて、舞台がさまざまに移り変わりながら旅が進んでいく。
その全部が壮大で美しくて、いちばん綺麗な時の夢のようだった。
ちょこちょこ不可解なところや整合性の分からない箇所もあるんだけど、それもまた子どもに聞かせるアドリブの物語って感じで良い……。
特に、アレキサンダー大王が立っている場所が建物から砂漠に移るところと、布を血で染めるところ、霊者の儀式前後、青い街、ルイジの爆発のシーンあたりは本当に好き。
あと本当にキャラデザが良い……!!
移り変わる絵画のような美麗な構図にとにかく映える。みんなめちゃめちゃかっこいい。
スタントマンのロイは、自分が薬物乱用するために子どもを利用するのは勿論悪なんだけど、その手段が架空の物語だというのが狡くて優しいなと思う。
最後にロイが仮面の男を"助ける"ところは、物語的な美しさだけでなく、自分の物語の手を引くことの意味みたいなものを考えた。
物語を通して語ることの意味、それを子どもに語り聞かせることで生じるもの、そういうのが感じられてよかったなあ。
ふたりの人生の中で起きた物語としても、4人の男の美しい復讐物語としても、本当に好きな映画だった。
自分は「分からなさが好き」「そこにあるものが美しいという事実に意味を与えないことが好き」なところがあるんだけど、描写がそこにドンピシャだった感じがある。
観て本当によかった……。
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