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カテゴリ「文字」[23件](2ページ目)
散歩をしたら、水浴びするスズメたちと息絶えたカラスを見た。
生と死だ。
サザンカが咲き始めている。
いつだか、春夏秋冬のどれに一番「死」の印象があるか? というアンケートを見た。
そこでの最多票は冬だったけれど、自分は秋だと思った。
死ぬものは死んでいき、まだしばらく生きるものは眠る準備を始める、無常の季節。
それが秋。
このからんとした空気を冬のうちに忘れてしまわないよう、
今のうちにたくさん吸っておこう。
生と死だ。
サザンカが咲き始めている。
いつだか、春夏秋冬のどれに一番「死」の印象があるか? というアンケートを見た。
そこでの最多票は冬だったけれど、自分は秋だと思った。
死ぬものは死んでいき、まだしばらく生きるものは眠る準備を始める、無常の季節。
それが秋。
このからんとした空気を冬のうちに忘れてしまわないよう、
今のうちにたくさん吸っておこう。
2024年7月31日(水)
〔1年以上前〕
文字
「夏の川には化け物がいるよ」と言われ育ち大人になって、あれは子供を危険な目に合わせないための嘘だったのだ、と気付いてから本当に化け物がいたことを知る話
2024年7月31日(水)
〔1年以上前〕
文字,雑記やメモ
セミって「ありふれていて大したことない」というイメージと「神秘的な羽化」のイメージが共存しているのとても面白いなと思う。
夏に大音量の鳴き声を浴びるたびに、小学生の夏休みに夜更かしして観察したセミの羽化を思い出す。
つやつやの茶色い殻から出てくる、奇妙な天使のような、青白くてくしゃくしゃな生命力と幸運の塊。
すべてのセミの人生に確かにあのひとときがあるんだよなあ。
#好き語り
夏に大音量の鳴き声を浴びるたびに、小学生の夏休みに夜更かしして観察したセミの羽化を思い出す。
つやつやの茶色い殻から出てくる、奇妙な天使のような、青白くてくしゃくしゃな生命力と幸運の塊。
すべてのセミの人生に確かにあのひとときがあるんだよなあ。
#好き語り
雪が降ったので散歩をした。
いつも見る景色なのに、しんしんと降る雪に包まれた道は普段とずいぶん違ったように見える。木も建物も、なにもかもの輪郭がしろく縁取られて、いつもより周りがやわらかく広く見えるのだろうか。
山茶花の濃いピンクと緑にかかる銀色は、ずいぶんと洒落て見える。
ここは関東平野だからぼたん雪だ。服の上に落ちても、ひと呼吸の間にじゅわ、と溶けて、水の跡だけになってしまう。つるつるした服なら、生地の上で水の球に変わっていくのも面白い。
積もりはじめた足元には、たくさんの足跡がある。足跡のところは、少し水でしゃばしゃばしていて、シャーベットのようにも見える。美味しそうでもある、かもしれない。
ほんの少し、傘が重くなったような気がする。見上げると、傘の色の向こうに、薄く積もった雪の影が見える。雨じゃあこうはならない。帰って振り落とすのが楽しみだ。どのくらい積もるかな。
そんなに長くない散歩だったけれど、だんだんと道の白さが強まっているような気がする。風は強くないけれど、意外とたくさん降っているみたいだ。
少し前についたであろう足跡が、雪に覆われて薄くなっている。時間経過が目に見えているようで面白い。犬の足跡、子どもの足跡。自転車はさすがに押して帰ったのかな、なんてことを思う。
雪の濃いところを踏んでみると、最初は「しゃり」だったのが「ぎゅむ」に変わっている。雪が靴の足裏に詰まった感じがすると、次に踏み出すときに転ばないよう少し気を付ける。なめらかな道や坂をここまで怖がることも、普段の生活であまりなくて少し面白い。
明日は早起きをしよう、と思った。できるだけ、足跡がまだつかないような時間に外を見たい。雪が積もった朝の特別感とわくわくは、子どもの頃から全く変わらないんだなと思う。
散歩ついでに家族に頼まれていたおつかいを済ませたけれど、雪に浮かれすぎてバファリンとロキソニンを間違えた。
畳む
いつも見る景色なのに、しんしんと降る雪に包まれた道は普段とずいぶん違ったように見える。木も建物も、なにもかもの輪郭がしろく縁取られて、いつもより周りがやわらかく広く見えるのだろうか。
山茶花の濃いピンクと緑にかかる銀色は、ずいぶんと洒落て見える。
ここは関東平野だからぼたん雪だ。服の上に落ちても、ひと呼吸の間にじゅわ、と溶けて、水の跡だけになってしまう。つるつるした服なら、生地の上で水の球に変わっていくのも面白い。
積もりはじめた足元には、たくさんの足跡がある。足跡のところは、少し水でしゃばしゃばしていて、シャーベットのようにも見える。美味しそうでもある、かもしれない。
ほんの少し、傘が重くなったような気がする。見上げると、傘の色の向こうに、薄く積もった雪の影が見える。雨じゃあこうはならない。帰って振り落とすのが楽しみだ。どのくらい積もるかな。
そんなに長くない散歩だったけれど、だんだんと道の白さが強まっているような気がする。風は強くないけれど、意外とたくさん降っているみたいだ。
少し前についたであろう足跡が、雪に覆われて薄くなっている。時間経過が目に見えているようで面白い。犬の足跡、子どもの足跡。自転車はさすがに押して帰ったのかな、なんてことを思う。
雪の濃いところを踏んでみると、最初は「しゃり」だったのが「ぎゅむ」に変わっている。雪が靴の足裏に詰まった感じがすると、次に踏み出すときに転ばないよう少し気を付ける。なめらかな道や坂をここまで怖がることも、普段の生活であまりなくて少し面白い。
明日は早起きをしよう、と思った。できるだけ、足跡がまだつかないような時間に外を見たい。雪が積もった朝の特別感とわくわくは、子どもの頃から全く変わらないんだなと思う。
散歩ついでに家族に頼まれていたおつかいを済ませたけれど、雪に浮かれすぎてバファリンとロキソニンを間違えた。
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2023年8月7日(月)
〔2年以上前〕
文字


クジラが夢を見る場所。
かつては海の底にあったこの遺跡も、すっかり乾ききってしまいましたね。
ここには1滴の水もないけれど、星の欠片があなたがたの喉を、身体を、記憶を潤しましょう。
大丈夫、もう時計の砂はすべて落ちましたから。
ゆっくりと眠ってくださいな。
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#リヴリー