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No.231

作品感想,本・漫画

「本が読めない32歳が初めて電子書籍を読む日」
の記事で好きな作家の本が読まれていたので、部分部分の感想を書いておきます。
全体の感想としては、共感できる感想いっぱいでめちゃ嬉しい!!って感じです。

宮沢賢治は音読したい文章を書くし、ときどきこっちをむいてくるというのもすっごいよくわかる。
音読したくなるリズムの童話ってほんとうに大好きなんだよなあ……。きれいで楽しい文章って読んでるだけで嬉しくなる。ただ合いの手を入れたくなるのは全くわからなくて面白い。

オツベルの顔が見えなくなっていくのこわいよな〜。わかる。この雰囲気の変化は第三者の語りだから出せているのであって、漫画やアニメじゃなかなかできない表現な気がする。

月のセリフで、月をちょっとやなやつだと思うのは自分と違ったな。
月が「なりばかり大きくて」と自分よりずっと小さいはずの象に言うのは、小さい生き物のなかではやるほうじゃないか、と称える気持ちをぶっきらぼうな言葉に包んでいるのだと思ったから。

宮沢賢治の物語は、おそらく童話のなかでも作者の背景を知っているか否かでけっこう読み解き方がかわるのが顕著だからなあ。
>>この人の頭ん中にあるものをひっかき集めてお話が作られてる感じがする。
というのは的確なのではと思った。

>>味とか風味として、口とか脳に残っていく感覚
これ本当にわっっっっかりすぎるし、この言葉とても素敵だ。物語にはもちろん理屈とか感情もあるんだけど、宮沢賢治作品はそれをこっちに伝えてくれる言葉の選びがとっても気持ち良くて、飴を舐めるように言葉を口の中で転がしたくなるんだ。

最後の一文字が「あ」だったらいいなというのが全く同じで嬉しかった。
自分の想像としては、象の群れの中にきっといただであろう子象が、騒ぎのおさまったところで近くの川を覗きにいったんじゃないかと思っている。やせた白象がこのあと群れの日常に戻るのであろうなという、糸のように細くちいさな示唆として書かれた文のような気がする。
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童話好きが周りに多くなくて小説好きが多いので、なんだか自分の読書の比重の置き方は少数派なんかなあと思っていた。
そこにある言葉の表現の美しさを味わうことを優先して、解釈などをいったん置いておく読み方も楽しいよな、みたいな。
仮に少数派だとしてもスタンスを変えたりすることはないけど、なんだかこの記事で勝手に肯定されたような気がして嬉しかった。
言葉の並びとかリズムが気持ち良くて楽しい、音読するのが楽しいって、絵本を長いこと楽しんできた自分的には自然なことだけど、他の大人とあんまりそういう話できないので。記事中の物語部分も音読したけどやっぱり楽しかった!
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