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No.49

作品感想,映画

2021/8/31
「桃太郎 海の神兵」初見。
アマプラでサムネが異彩を放っていたので観た。
1945年の春に公開された日本初の長編アニメ映画とのことで、内容は桃太郎率いる動物軍(海軍の落下傘部隊)が鬼ヶ島(という体のスラウェシ島)に奇襲するという、いかにも戦時中の士気高揚を狙った映画だった。
当時の映像作品としてはなかなか見応えのあるクオリティで、動物の造形がどれもかわいらしかった。ディズニーのファンタジアに影響を受けたというのも頷ける。
あと現地のサルの描き分けがやたらとはっきりしていて、テングザル・コロブス系・リスザル系というのがぱっとわかるレベル。
スラウェシ島を侵略した白人=鬼ヶ島の鬼、日本軍=桃太郎という体だったわけだけど、奇襲作戦後に降伏しろと言われた鬼の描写がなんとも「弱弱しくみっともない」感じで、あーこれが当時の日本の感覚か、となった。
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