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No.708

作品感想,アニメ

チ。20話~最終話。
20話
嘘だろ。ヨレンタとノヴァクの再会がこんなにあっけなく終わるなんて思わなかった。
(彼にとってはむしろ良かったのかもしれないけど、それでもさ……)
ヨレンタが天体観測をするシーンや自爆の直前のシーン、まるでかつてのラファウのようではっとした。自分の感動を後世に伝えるためなら手段を選ばない姿だ。
そしてヨレンタの世界観も興味深い。彼女がこれまでを肯定するにはこの考えが要ったのか。
彼女の「歴史」を振り返る場面はプラネタリウムのようだなと思う。
そしてレヴァンドロフスキがいう「宗教がなきゃ、人はここまで強くなかった」という言葉もその通りだと思う。フライの信念は何だろう。

21話
シュミットの理念の演説のシーン、画面も言葉も象徴的で好きだ~~。
そして裏切りのシーン……お前だったのかあ………………。
シュミットは合理的だが合理的すぎる。それを揺るがしたドゥラカの信念よ。
ドゥラカの言う「彼」って多分あの人しかいないよな。

22話
シュミットの最期……。
前回のフライの場面でも思ったけれど、この作品において喉からやる行動ってかなり侮蔑的に見えるよな。
そしてやっぱり彼ってアントニー司教だったか。
サブタイトル、てっきりノヴァクからドゥラカに対しての台詞かと思ってたけど、まさかアントニーからノヴァクにかけた言葉だったとは。冷徹すぎる。
こんなこと言われたらノヴァクいよいよ狂っちゃうよ……人生が根本から否定されてるんだもん。
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23話
1章が終わったのと同じくらいの衝撃。
歩んできたすべての人物が途絶えた……けど、きっと何かが続いている筈……あの手紙もある……。
理屈ではそう思うけど、感情のやりどころがない。朝日は美しい。なんて作品だ。
ラファウの幻とのやり取りはこれまでの地動説支持者を見てきたノヴァクを清算するのに納得がいくほどのすごいシーンだった。
同じ思想に至るのは過程を経ればよいけれど、同じ時代に生まれるというのは完全な偶然で、ある種の奇跡であること。この作品を体現している。

1468年ってあれから何年後なんだ、アルベルトって誰なんだ。
OPで空を指していた人であろうこと以外、何にも分からん。急に国名も具体的だし。

24話
OPぞっとした。これまで主人公に力を貸してくれた彼らの記憶が途切れた……代わりに、主人公たちがそこにいる。ラファウの手の中で消えていた地動説のペンダントはアルベルトの手に現れる。示唆的すぎる。
……え!!!!!!!ラファウ!!?!!!!????何!?!?????
"このラファウ"の正体はまるで分からないけど、あらゆる知的好奇心と「?」の肯定、感動の肯定は揺るがなくて嬉しい。

25話
なるほどなーーーー。
このラファウの正体分からないけど、未来の可能性の想定が甘いのはラファウっぽくないよなと思うよ。
別人だろうというより、別人であってほしい(しかし信条は彼そのものなので、別のルートを辿ってきたラファウ、という感じはする。あくまで考察)。
これまでの主人公たちと同じ時代の空を見る。星空は美しく、陽は昇る。

そして終わり方、なるほどそうつなげるのか……!!という感動。
調べたらアルベルト・ブルゼフスキって実在するし本当に注釈書書いてるんですね!!??
オクジーの本こそ出版されなかったが、かつてのラファウの感動はバデーニによってオクジーに解釈され、オクジーの感動の欠片の欠片はバデーニとヨレンタとドゥラカの手によって本のタイトルとしてこの世界に残った。
それを史実の人物が耳にするだけ……というのは史実とフィクションの間の橋渡しとしてとても丁度良い。すごい……。

前回のオープニングから記憶の中の彼らのカットが消えていたのも納得だ。
ドゥラカはかつてシュミットに、ヨレンタの目的だけでなく想いを残すと言っていた。
けど、ノヴァクが見たラファウの幻の言う通り、21世紀を生きる我々にとって15世紀の人々は「15世紀の人々」でしかない。
事実、15世紀の人の記憶や想いを知ることはできない。我々が知れるのは奇跡たる文字に残された部分だけ。
でもその知の積み重ねは現代を生きる我々に感動をくれる……。

見終わって、誰かの解釈や感想を聞く前に自分の中で反芻する時間が欲しい作品ってあるけれど、この作品もまさにそういうものだった。
科学史の話って、その時系列の先端に自分が立っているのだ、という当事者意識をもって見れるからどこまでも引き込まれてしまう。
登場人物の思想も、かなり自分の思考が呼応するところがある作品だから、じっくり噛み砕きたい。最高の作品でした。
畳む

#チ。
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