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タグ「チ。7件]

作品感想,アニメ

チ。20話~最終話。
20話
嘘だろ。ヨレンタとノヴァクの再会がこんなにあっけなく終わるなんて思わなかった。
(彼にとってはむしろ良かったのかもしれないけど、それでもさ……)
ヨレンタが天体観測をするシーンや自爆の直前のシーン、まるでかつてのラファウのようではっとした。自分の感動を後世に伝えるためなら手段を選ばない姿だ。
そしてヨレンタの世界観も興味深い。彼女がこれまでを肯定するにはこの考えが要ったのか。
彼女の「歴史」を振り返る場面はプラネタリウムのようだなと思う。
そしてレヴァンドロフスキがいう「宗教がなきゃ、人はここまで強くなかった」という言葉もその通りだと思う。フライの信念は何だろう。

21話
シュミットの理念の演説のシーン、画面も言葉も象徴的で好きだ~~。
そして裏切りのシーン……お前だったのかあ………………。
シュミットは合理的だが合理的すぎる。それを揺るがしたドゥラカの信念よ。
ドゥラカの言う「彼」って多分あの人しかいないよな。

22話
シュミットの最期……。
前回のフライの場面でも思ったけれど、この作品において喉からやる行動ってかなり侮蔑的に見えるよな。
そしてやっぱり彼ってアントニー司教だったか。
サブタイトル、てっきりノヴァクからドゥラカに対しての台詞かと思ってたけど、まさかアントニーからノヴァクにかけた言葉だったとは。冷徹すぎる。
こんなこと言われたらノヴァクいよいよ狂っちゃうよ……人生が根本から否定されてるんだもん。
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23話
1章が終わったのと同じくらいの衝撃。
歩んできたすべての人物が途絶えた……けど、きっと何かが続いている筈……あの手紙もある……。
理屈ではそう思うけど、感情のやりどころがない。朝日は美しい。なんて作品だ。
ラファウの幻とのやり取りはこれまでの地動説支持者を見てきたノヴァクを清算するのに納得がいくほどのすごいシーンだった。
同じ思想に至るのは過程を経ればよいけれど、同じ時代に生まれるというのは完全な偶然で、ある種の奇跡であること。この作品を体現している。

1468年ってあれから何年後なんだ、アルベルトって誰なんだ。
OPで空を指していた人であろうこと以外、何にも分からん。急に国名も具体的だし。

24話
OPぞっとした。これまで主人公に力を貸してくれた彼らの記憶が途切れた……代わりに、主人公たちがそこにいる。ラファウの手の中で消えていた地動説のペンダントはアルベルトの手に現れる。示唆的すぎる。
……え!!!!!!!ラファウ!!?!!!!????何!?!?????
"このラファウ"の正体はまるで分からないけど、あらゆる知的好奇心と「?」の肯定、感動の肯定は揺るがなくて嬉しい。

25話
なるほどなーーーー。
このラファウの正体分からないけど、未来の可能性の想定が甘いのはラファウっぽくないよなと思うよ。
別人だろうというより、別人であってほしい(しかし信条は彼そのものなので、別のルートを辿ってきたラファウ、という感じはする。あくまで考察)。
これまでの主人公たちと同じ時代の空を見る。星空は美しく、陽は昇る。

そして終わり方、なるほどそうつなげるのか……!!という感動。
調べたらアルベルト・ブルゼフスキって実在するし本当に注釈書書いてるんですね!!??
オクジーの本こそ出版されなかったが、かつてのラファウの感動はバデーニによってオクジーに解釈され、オクジーの感動の欠片の欠片はバデーニとヨレンタとドゥラカの手によって本のタイトルとしてこの世界に残った。
それを史実の人物が耳にするだけ……というのは史実とフィクションの間の橋渡しとしてとても丁度良い。すごい……。

前回のオープニングから記憶の中の彼らのカットが消えていたのも納得だ。
ドゥラカはかつてシュミットに、ヨレンタの目的だけでなく想いを残すと言っていた。
けど、ノヴァクが見たラファウの幻の言う通り、21世紀を生きる我々にとって15世紀の人々は「15世紀の人々」でしかない。
事実、15世紀の人の記憶や想いを知ることはできない。我々が知れるのは奇跡たる文字に残された部分だけ。
でもその知の積み重ねは現代を生きる我々に感動をくれる……。

見終わって、誰かの解釈や感想を聞く前に自分の中で反芻する時間が欲しい作品ってあるけれど、この作品もまさにそういうものだった。
科学史の話って、その時系列の先端に自分が立っているのだ、という当事者意識をもって見れるからどこまでも引き込まれてしまう。
登場人物の思想も、かなり自分の思考が呼応するところがある作品だから、じっくり噛み砕きたい。最高の作品でした。
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#チ。

作品感想,アニメ

チ。の17~19話を観た。
登場人物の理念を象徴するような素敵な会話が多い。
17話
ドゥラカのおじさん何者なんだ。時代的なものがあったとしても、「神はいない」ってここで普通の生き方してて辿り着く考え方じゃないよな……って思ったけど移動民族(ジプシーもといロマ的な?)だからさらに宗教観少し違ったりするのかな。
それはそうとあの判断は許せないぞおじさん! この人でなし!!
そしてここでようやくオクジーの書いた本の内容が明らかになるのアツい。
バデーニはポトツキのくだりもしっかり書き残してくれてたんだ……やるじゃん……。泣

18話
シュミットとドゥラカの立場は違えど、思考の理論自体の相性は良さそうだな~早く会ってほしい~と思ってたけど、いざ生じた馬車の中での会話がめちゃ良い。面白い。ちぐはぐな会話だが二人とも確かな信念に基づいていて、相手の考えがありえなくとも頭からの否定はせず、ここに「間違い」が存在しない……というのが何より良い。
科学者には意外と運命論者が多いという話があるけれど、シュミットはそれを体現した人物だなーと思う。
火薬に羅針盤に活版印刷!!かつて本当に時代を変えたものの話だ。地動説と同じく、今では当たり前に存在しているものたち……。
オープニング映像で、ドゥラカとシュミットたちの朝日のシーン印象的だったのでようやくスッキリした。二人の対比を描かれているし、画面も美しい素敵なシーンだ。
ヨレンタ!!!!あなただったのか!!!!!!!(驚きと納得)(ちょっとノヴァクに思いを馳せる)

19話
ノヴァク狂ってこんなになっちゃったの……まあそうなるかあ。ラファウのことを思い出した瞬間に当時の鋭さを蘇らせるの流石すぎてゾッとする。
ボロボロのペンダント見ててつらいなあ、フベルトを知る者はもうほぼいないが、地動説は生き残り続けている。
ヨレンタは昔よりずっと鋭くて、態度にも視線にも年季が入っている。あれから経てきた人生の重さ、余程なんだろうな。
今回のヨレンタとドゥラカの会話、全部好きだ~~。
本の内容を聞いてかつての敬語が戻るヨレンタにも涙する。言葉って奇跡ですね。
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#チ。

作品感想,アニメ

チ。の15、16話を観た。
移り変わってゆく中に痕跡を見る。
15話
主人公らの視点で見るとノヴァクは「理解してくれない側の人間」だけど、彼は彼で敬虔な信者だし、ヨレンタ思いなんだよな。
子どもに優しさをかける人間だというのも登場時から描かれていたし。
そしてバデーニさんえらいことやったなあ!!??!?こんな書き残し方があるかよ……。
でもこれができたのは貧民に優しくしたオクジーのおかげでもある。

16話
突然の25年後。
OP映像めちゃ変わったしED曲も変わった!
自然主義者シュミット、話し方が極めて論理的で人間として好みだ。あとフライの喋り方とか視線も好きな気配がしている……。
「それでは知性のない獣と同じだ」という言葉、作中でたびたび出てくるの印象的だなあ。果たして何が人間らしい考えなのか、その答えにはそれぞれの偏見が含まれているから一つの事実はない。それぞれがそれぞれの知を信じている。
最後に出てきたアントニー司教って、ノヴァクを敵視していたあの人か。

……ヨレンタは!!??
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#チ。

作品感想,アニメ

チ。の11~14話。こわいよ~~~
11話
ストレスやばい回!!
痛そうなのと怖いのがマジで苦手なので……この点に関しては本当に作品との相性が悪いんだけど……でもこれも含めてこの作品だから……。
ノヴァクさんの怖さ本当に吐きそう(誉め言葉)。

12話
サブタイトルの「地動説を信仰している」の回収が好きすぎる。
学問と信仰は別物だがそれはそうと学問を信仰してもいいのだ(※本質さえ見失わなければ)、とは常々思っていることなので、同じ思考が垣間見られてゾクゾクした……。
「疑う」ことの良し悪し、そもそもなぜ疑うのか?という信念的なところを描くのがとても良い。
やっぱりオクジーというキャラの在り方かなり好きだ。
オープニングの怪獣が本当にぴったりだ。

13話
ストレスやばい回(1回ぶり2回目)!!
塔のシーンは好きだった。あの問いの答えは知識欲とかか? と思っていたら「自由」で、オクジーらしいなと思う。
バデーニとノヴァクの相性そりゃ悪いよなあ…………。

14話
ぎゃー!!あれらの拷問のシーンここまでちゃんと描かれると思ってなくてちょっと本当に無理だった!!痛そう!!!!画面が見られない!!!!!!声もしんどいのでここだけ倍速にしました……。
そして今になってフベルトさんの口元の傷跡の正体が分かってぞっとした。痛々しい。

このパートではグラスの思想がオクジーを変え、オクジーの感動がバデーニを変えたんだ。
伝えて託し、受け入れて、自身と世界を変えていく話なんだ……。
ヨレンタはああなったけどこの後どうなるんだ~~。
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#チ。

作品感想,アニメ

チ。の7~10話を観た。のんびりペース。
7話
OP、EDにいたヨレンタが登場。
ヨレンタの父、この人かい……ッ! でも一切顔が映らないのは何故だろう。
コルベさんが善人というのは本当なんだろうなと思う。むしろこの周囲の価値観に疑問を抱けるヨレンタがすごすぎるというか。
3人が合流したのでここからも楽しみ。

8話
バデーニの猫かぶり態度、普段とのギャップが好きだ。
ピャスト伯もまた無謀に真理を求める挑戦者であるというのが、他のキャラと重なって良い。
研究のための情報を開かれたものにするか否か、というのは博物学に通じる文脈でもあるな。情報を知る人の数は可能性の数でもある……というのは現代の感覚でもあるんだろうけど。

9話
自然科学や科学史の良さが詰まったすごい回だった。
知識が増えると景色も変わること。 データは感情をたびたび置いていってしまうこと。文字は時代を超えるということ……。
ヨレンタが周囲の環境を考えると異様に浮いているんだけど、それどころじゃなく魅力的なシーンが多くて良い!
オクジーが金星を見た時の映像表現も良かった。
エンディング入った時ちょっと呆然としてしまった。

10話
バデーニの傲慢さは与えられた環境から来ているけど、その傲慢さゆえに知を他人に与えることは良しとしないんだなあ。
ネックレスに楕円軌道を見るシーン鳥肌立った……今では唯一フベルトを思い起こさせるアイテム。
それはそうとバデーニ面白すぎる。オクジーの物語に一体何が書かれていたんだろう。
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#チ。

作品感想,アニメ

チ。の3~6話を観た。
この作品面白っ……。
3話
想像を裏切られる展開のオンパレードでびっっっくりした。
ラファウの最後の夜の会話が好きだ。
OPとEDはラファウだけどこの後どうなるんだ!?

4話
OPとEDの映像が変わった……びびった……。
ノヴァクさん、怖くて底知れないタイプのおじキャラで正直ちょっと苦手なタイプだ。いるだけで心臓がキュ…ってなる。

5話
ここでついに第二章……!!
オクジーはひとつの考えに呑まれて視界が狭まるというのをとにかく強調しているキャラで、グラスさんはそれに綺麗に対比しているなと思う。
自分が何を信じるか、信じたいかを自分で決めていく姿がかっこよくてかなり主人公っぽい造形だなと……思ってたんだけどな……。
バデーニさん、視聴前に唯一顔を知ってたキャラなのでどんな人なのか楽しみ。

6話
バデーニさん、いい意味でやばい人だった。自分の考えの正しさへの軸がすごく強い。
純粋な好奇心と傲慢さと合理性の塊という点で、ラファウにそっくりだ。好きだな~~~!
オクジーはこれまで「視聴者と違うものを信じる者」としてのキャラだったけど、その世界が言葉通りひっくり返るんだな。オクジー視点でどう映るのか楽しみ。
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#チ。

作品感想,アニメ

「チ。-地球の運動について-」の1、2話を観た。
わくわく科学ファンタジーアニメだと思って観始めたら、しょっぱなから痛そう!! ウワー! ギャー! ってなってしまった。
しかし面白そうだし、こういうの表現への耐性もつけたいのでところどころ目をそらしながら見る。
予想はしてたけど国名とか伏せていて、あくまで現実ベースではないんですね。

地動説の美しさが語られるシーンが好き。
美しさを一つの軸にもつのはかなり科学者らしいなと思う。

フベルトさんめちゃくちゃ好みの気配がする……好きになるかもしれないけど今後の展開次第だから慎重になろう……と思ってたら爪痕を残して2話で退場した。
……………………え?? もう出てこないんですか!!???!??
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#チ。
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