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No.571

作品感想,アニメ

白鯨伝説おわり!
24話
人を人とも思わない攻撃の描写がえぐい。戦争の本質を描こうとする気概を感じる。シローが憎しみにとらわれるのは時間の問題だとは思っていたが想像以上のパワー。
地下を進みながら会話するシーンが美しすぎて鳥肌。構図や演出の力ってこんなにすごいんだ……。
サブタイトル通りの「迷走」が、逆にリアリティを感じる。仲間がここまでエイハブのことを信頼し、エイハブも皆ついてきてくれると分かっているからこそ、このチームはここまでやってこれたんだろうなあ。

25話
火炎放射とかムラトのビームのシーン、ここまで描写するのか、ってぞっとした。(あまりこういうシーンを見慣れていないからかもしれないけど)
アベルカインって変な名前だと思ったら、2人で一つという伏線まで回収されてぞっとした。デューの人間性が時々見えたのはこのためだったのか……!!
白鯨に対峙するエイハブの一連のカットがすごく格好いい。
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26話
これで終わり!!!!??????!!!!!!?!!
本当に叫んでしまった。まじ!?!?
もっとエピローグとかあるのかと思って……思ってたら……これで終わりなのか……。そうか。

最期に白鯨が尾びれを振ったところで「デューの起動装置も冷却処分したしこれで宇宙の彼方に別れてエンドか。原作白鯨のオマージュとしては納得いく終わり方だな」って思った……思ったんだけど?? 爆発したぞ????
デューもといカインと戦いまでしたのに、装置の停止ではなく周回軌道を外れて爆発という結末になったのが謎。
冷却処分までは実はできていなかったけど、カインが生命維持できなくなったことでアベル側でイレギュラーな処理がされた、とかかな。

最期にラッキーのモノローグが入り、セーラのシーンが入ることでモアドが白鯨の被害から免れたことは分かる。
しかし連邦政府からの圧力はこれからもあるだろうし、モアドの住民は数百人にまで減ってしまったから、今後も平和とはいかないんだろうな。
セーラが起きたのは、デューが一度花を与えていたのと、ムラトの処置が上手くいっていたから?
セーラはせめてモアドの希望の花になってほしい。

ムラトの最期は正直かなり好きだった。
オハラを失ってもなお暴走せずエイハブ達に着いてきたのは、彼が最後に残した心の強さゆえだろうし、我を失わずに楽になれてよかった。ジェイコブスの雄姿はエイハブに語り継がれるだろうな。
ムラトとオハラは、エイハブを除いたら今作で一番好きかも。

表現的な所でいうとエイハブとデューのアクションシーンがすごくて、今のアニメのハイクオリティなシーンと遜色ない動きと迫力があった。
構図も格好いいカットだらけでめちゃくちゃ勉強になる。
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「白鯨伝説」全体として、とても好きな作品だった!!
最後の駆け足感はあったけど、エイハブ船長のもつ「人情」と「白鯨への狂気」という両極端な要素が物語をずんずん突き動かしていくのが気持ちいい。
仲間それぞれの強さもうまく嚙み合っていて、エイハブを中心にまとまって動く感じが安心感ある。
(思い返すとがっつり仲間割れするシーンってなかったな。)

船長としての頼りがいのあるエイハブと、"エイハブ船長"としてのエイハブのバランスもかなり良かった。
24話の「迷走」はこの二つの間で揺れるエイハブ・イシュマール・アリらしさが特に出ていて好き。
白鯨の二次創作というより、オマージュ作品というのがしっくりくる。

今見るとめちゃくちゃセクハラなギャグシーンが多くてアレだけど、そこはまあ当時の表現としてこれも作品の一部だよな、という感じ。

あとアンドロイド達の描写が「ヒトの姿はしているが人間ではない」という表現がたくさんあってたいへん好み。
個人的に人型人外の好きなところが詰まっている。

こんな勢いでこの話数のアニメ全話見終えたの初めてかもしれない。
原作白鯨も鯨類も大好きだからという理由もあるけど、やっぱり作品自体がとても面白かったな……。
同監督のガンバの冒険も観てみたいし、白鯨つながりでムーの白鯨も観てみたい。
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#白鯨伝説
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