Note

備忘録的なものを置いています。

【VTubeStudio】パラメータを直接調整する方法

【VTubeStudio】パラメータを直接調整する方法
Live2D,モデルユーザー向け,VTubeStudio

VTubeStudioで、パラメータをいじって動きを調整するやり方のまとめです。

使用ソフト:VTubeStudio(PC版)
使ったバージョン:1.29.0
モデル:柴犬のみかん( BOOTHnizima



設定画面の見方
画面をダブルクリックすると、設定メニューが表示されます。
上部にある、人間のマークをクリックします。

少しスクロールしていくと、画像のような項目がたくさん並んでいるところがあります。
20241013125147-admin.png

これがパラメータ設定です。
VTubeStudioではカメラで認識した顔の動きをLive2Dに伝えています。
20241013130658-admin.png
その数値を調整するのがこの項目です。

ここを調整することでLive2Dの動きをある程度コントロールできます。
注意!
・設定する前後には必ず設定ファイルのバックアップをとっておきましょう!
・モデラ―によっては、ユーザーによる意図しない調整を望まない場合があります。不明な場合は事前に確認しましょう。



項目の見方
202410131251471-admin.png
①INパラメータ
カメラからの入力パラメータ
②OUTパラメータ
モデルへの出力パラメータ
③スムージング
動きのなめらかさ
④IN数値
カメラからの入力値の範囲
⑤OUT数値
モデルへの出力値の範囲


VTS側の「INパラメータ」と「IN数値」、
Live2D側の「OUTパラメータ」と「OUT数値」
はそれぞれデフォルト値や範囲が設定されています。

Live2D側の設定はモデルに依存しますが、VTS側の値はユーザーの動き方やカメラなどの環境によって大きく変わるので、ここを調整することで自分に合った動きにすることが可能です!

※ちなみにLive2D側のパラメータはモデルごとに変更・調整されている場合も多いので、不明点があればモデラ―さんに確認するのをおすすめします。

※パラメータの初期設定値はリンク先で確認可能です。
【INパラメータ名】
VTubeStudio公式ドキュメント(英語)
VTubeStudioパラメータ-Live2D案内
【OUTパラメータ名】
標準パラメータリスト-Live2D公式マニュアル



IN数値の調整
調整の際はカメラをONにしてキャリブレーションをした状態にしておきます。
ここから表情筋をいっぱい動かすことになるので頑張りましょう!


例として、INパラメータが「Face Left/Right Rotation」つまり「顔のX(顔を左右に振る動き)」の部分を調整していきます。

画面を見ながら顔を左右に振ると、INの左側の数値とその横の点が上下にぐりぐり動きます。
202410131251473-admin.png

この点が上下の括弧に到達しない場合は、自分の動きが基本設定より小さめということになります。
INの部分にある2つの数値を小さくすることで、モデルへの反映を大きくすることができます。

逆に、点が上下の括弧を大きく貫通して動く場合、自分の動きが大きめに検知されているということになります。
INの部分の2つの数値を大きくして、モデルへの反映を控えめにしてみましょう。

共通するポイントは以下です。
・顔を動かしたときに、赤い点が括弧にちょうどぶつかるくらいを目指す
・動かしている最中に左側で動いている数値を参考にする
・プラスとマイナスの値がある場合、同じ比率になるようにする
(10と-10、30と-30など)


顔の向き以外も同様に調整可能です。
パラメータ名を和訳すれば何がどの値と対応しているのか分かりますが、先述したパラメータリストのページでも確認できます。


OUT数値の調整
OUTの値はLive2Dモデルごとに設定があり、細かい調整が加えられている可能性もあるので、基本的にはあまりいじらないことをおすすめします。

ただし、OUT数値のプラス値とマイナス値を入れ替えることで、特定の動きを反転させることができるので、
体の動きの反転が可能な場合などには活用してみるのもおすすめです。
首をひねるような動きになって印象が変わります。
202410131251472-admin.png
(「柴犬のみかん」は身体のパラメータ反転OKです!)


スムージングの調整
「スムージング」のスライダーを右に動かすほど、
そのパラメータの動きがなめらか・ゆっくりになります。
お好みで調整してみてください。
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