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No.311

作品感想,映画

映画「大雪海のカイナ ほしのけんじゃ」観た。
個人的にとても面白かったし、これはアニメだけで終えてしまうのは勿体ないな~! 見てよかった! と思った。
ファンタジーかと思っていたらSFだった。

アニメカイナを観始めた最初の理由が、キャラデザの雰囲気がファンタジーっぽい、それも剣も魔法もないハイファンタジーっぽくていいな~と思ったからなんですよね。
で、アニメ本編でじわじわと「雪海にはロストテクノロジーがある」こととそのディティールが明かされていったけれど、それでもファンタジー世界の、あるいは我々と違う世界線の未来とかなのかなーと思っていた。
映画の作中で権限者の服を手に取るシーンでそれが全部否定された。
権限者の服がどう見ても宇宙服であること。その後表示される「地球化」という言葉ひとつで、この世界に地球があること、ここが地球ではないこと、そしてここで気付いた内容の何割もカイナは知らないという衝撃がくる。
ファンタジーかと思っていたものがSFでゾクゾクした。
後半にはそれまでの疑問点がぽこぽこ回収されていくし、気持ちいい裏切られ方だったなあ。

自分はSFをほとんど見たことがないのでこれは偉そうかもしれないけど、科学を描く作品で「我々は無関係ではない」という姿勢を感じると背筋を正す気持ちになる。
細かい疑問点はあれど(プラナトの人々が嗅いでたレゴみたいなやつは何なのかとか)それ以上にこの作品を観てよかったという嬉しさがあった。
前半の海溝を超えるシーンのハラハラ感、中盤以降の情報量、エンディングに感じる未来への希望、とても良かったです。
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#大雪海のカイナ
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