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カテゴリ「博物館」[18件]
2024年4月21日(日) 〔273日前〕 日記,園館訪問,博物館
大阪市立自然史博物館に行った。初訪問。
博物ふぇすでよく名前は目にしていて、TouTubeチャンネルもちょくちょく見ていたので前々から行ってみたかった博物館。
全体的な雰囲気は目新しさよりも安定感の強い印象だけど、展示内容の切り口が新鮮でとっても面白かった!
目立つ展示としては巨大な恐竜化石やクジラ骨格展示がありつつ、地域に関連した内容が掘り下げられていてとても良かったし勉強になった。
屋外にあるクジラ骨格のナガスケとマッコは、展示までの経緯なども書いてある。
先日のマッコウクジラ(淀ちゃんではなく、その1ヵ月後のほうのマッコウ )もいつかここに並ぶのかな~。
常設展室内で印象強かったのは古生物化石が多くあるエリア。
ぱっと見で物量が多いので迫力があるのはもちろん、並べ方やパネルなどじっくり見ると展示意図が伝わってくるようでとても面白い。
マンモスとナウマンゾウの違いがとても分かりやすかったり、デスモスチルスやアロサウルスをあえて少し前の復元ポーズで展示していたりする。
あえて古い展示物をそのままにして新しい文脈を生んでいるのが良かった。
全体的に物量がすごいけど構成が見やすいから飽きない。
比較的新しめな雰囲気の第五展示室はゲームや実験っぽい展示が多くて、子どもも楽しめそうだな~と思った!
出入り口側の建物のほうも、大阪の自然とそれに関わる文化についてたくさん触れられていて楽しい。
開催中の特別展は「自然史のイラストレーション ~描いて伝える・描いて楽しむ~」でした。
博物画って専門性が強いのがとてもかっこよくて憧れがあるので、じっくり見られて最高。
研究者のスケッチも、分野によっては「そこ重要ポイントなんだ!」と初めて知ることなんかもあって、情報の宝庫……カッコイイ……とがっつり見入ってしまった。
自分はかがくのともで育ったので、自然史系の絵本の監修版とかもとてもテンションが上がった。
合計4時間弱くらい居たけど、もっとじっくり見れたな……と思うボリューム。
同じ敷地内の長居植物園もがっつり回るなら一日中いるのは余裕だろうなと思う。
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追記:2024/5/9に写真を載せました。
かはくのクラファン の返礼品の図鑑が届きました!
赤い布張り+箔押しの装丁がとってもかっこいい……!🥹✨
ボリュームがかなりあるのでまだ最初のほうしか読んでないけど、メインである研究者さんたちの推し標本解説はもちろん、先生方のインタビューや科博の振り返りなども読み応えがあります。
標本解説も、これはあそこに展示してある標本だ! とすぐ分かるものもあれば、そもそも全然知らないものもある。
そして標本自体を知っているか否かに関わらず、それぞれのエピソードや重要性が研究者目線で語られているので知らないことがいっぱいで最高!
これを読み込んでから実物を見に行ったら解像度爆上がりだろうな~! とっても素敵な本です。
かはくは月額サポーターも開始している みたいです。
お財布事情もあるので自分は検討段階なんですが、施設にはこれからもいっぱい行こうと思います!
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赤い布張り+箔押しの装丁がとってもかっこいい……!🥹✨
ボリュームがかなりあるのでまだ最初のほうしか読んでないけど、メインである研究者さんたちの推し標本解説はもちろん、先生方のインタビューや科博の振り返りなども読み応えがあります。
標本解説も、これはあそこに展示してある標本だ! とすぐ分かるものもあれば、そもそも全然知らないものもある。
そして標本自体を知っているか否かに関わらず、それぞれのエピソードや重要性が研究者目線で語られているので知らないことがいっぱいで最高!
これを読み込んでから実物を見に行ったら解像度爆上がりだろうな~! とっても素敵な本です。
かはくは月額サポーターも開始している みたいです。
お財布事情もあるので自分は検討段階なんですが、施設にはこれからもいっぱい行こうと思います!
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2024年3月13日(水) 〔312日前〕 日記,園館訪問,博物館
(※つくばの「食と農の科学館」とは別物で、都内にある農業大のほうです。)
メイン目的は企画展の「JOZOO -醸造と発酵の世界-」。
twitterもといXで、シュールストレミングとふなずしの食品サンプルについての話題を見た ので。
しばらく前に行ったかはくの和食展とも繋がるところがありそうなのと、キツネザル類がいるらしいのが前々から気になっていたのでこれを機にと足を運んだ。
和食展では「和食という枠組みという中での発酵」だったけれど、こちらでは日本を中心に世界各地の発酵食品について触れられていたのでまた違う情報があった!
日本や東南アジアでは湿度が高いからカビの利用が多く、ヨーロッパなどでは酵母の利用が多いというのは納得。
酵母や細菌などの写真が充実しているのは研究施設ならではなのかな?
麴蓋や抱樽などが触れる展示として置いてあるのも嬉しい。
常設展示は鶏の剥製と、日本各地の酒に関連した展示物が印象的だった。
温室にはキツネザル類(ワオ、ブラウン、クロ)とケヅメリクガメがいて、植物もユーフォルビアやパキポディウムなどマダガスカルっぽいものが多くて嬉しい。ハナキリンがちらほら咲いていて、トゲトゲの枝に真っ赤な花が映えてとってもかわいい~。
あとハオルチアが種類も量もいっぱいで最高だった。ここに住みたい。
マダガスカルの手工芸品も売っていたので木彫りのちっちゃいワオキツネザルを迎えました。絶妙な顔がかわいすぎる……!
ゆるりと回って2時間弱くらいでした。
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館内での撮影は要申請っぽい?のでしていません。温室エリアはフラッシュ焚かなければOKとのことでした。
2024年3月12日(火) 〔313日前〕 博物館
無脊椎動物が最近自分の中でアツいのでとっても楽しみ。
人類よりずっと前からこの世界にいて、個性的なかわいさや面白さがいっぱいのグループ、まだまだ知らないことばっかり……!
開催期間もけっこう長いので、16日から始まる哺乳類展とあわせて楽しめそう🦀
企画展「知られざる海生無脊椎動物の世界」
2024年2月29日(木) 〔325日前〕 日記,博物館,雑記やメモ
目指せノーベル賞!じつは謎だらけ「発光生物」のミステリー
産総研がこういうの出しているの知らなかったけど、なかなか面白そうな記事がいっぱいあるのでまた読みに来よう。
推し博物館の一つである地質標本館も管轄が同じなので記事が色々あって嬉しい。
体感!「動く日本列島」面白“地質博物館”探訪記
#調べもの
2024年2月28日(水) 〔326日前〕 日記,園館訪問,博物館
学生の頃は上野のついでくらいのノリで頻繁に立ち寄ってたけど、コロナ禍もあってかなり久しぶりの訪問。
なんとなく自分にとって一人で行く場所ってイメージになってたけど、とっても楽しかった! 友人氏に感謝。
むしろ解説がざっくりしている箇所が多いぶん、「骨格を見比べるとここが特に違う」「この標本はこうなのかもしれない」など会話のなかで新しい発見があるのがよかった。
企画展はちょうどやってなかったタイミングだけど、それでも4時間くらいじっくり回れたので満足。
しばらく前に一部の会場内撮影が解禁されたので写真つきです。
壁にいるマチカネワニさんと、ラベルないけど多分キツネザル類の骨格。
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2023年12月21日(木) 〔1年以上前〕 園館訪問,博物館
上野のかはくに行った。目当ては特別展「和食」。
2020年の中止時に図録を通販で買っていたけど、博物館で実物を見るということのよさを実感した。とてもよかった!!
全体として和食の面白さを押し出しつつ、日本以外の食文化にも興味がわくような解説もあって、食文化そのものに対する視点の幅が広がる感じがする。
農業も海洋生物も身近にその畑の人がいるけど、その面白さの一端がわかった気がする。
自分たちは自然の多様性を利用させてもらっている立場なんだと、背筋を正す気持ちになる。彼らがいなきゃ生きることすらままならないから保全しなきゃならない、保全するには知らなきゃならない。知るには"科学"の姿勢が要る。
和食というとその特異さがよく語られるけれど、他文化を深く知らずに比較することはできないと常々思う。
「食べてきたもの」と同時に、「食べてきてないもの」を意識することの難しさも感じた(モリーユやトリュフは触れられていたけど、畜産に関する展示はほぼなかったと思う)。
最後のパネルでも言及されていたように、他文化をもっと知ってはじめて和食の面白さの本質がわかるんだろうな。今の自分に和食の特異性を断言できるほどの知識はないから、もっと知りたいな、という気持ちになった。
あと一部の解説パネルが布印刷なのも雰囲気があってよかった。
終盤の和食調理ASMRみたいなゾーン、知識というよりも肌で感じる展示でこういうのも良いな~と感じる。
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追記:2024/2/28に写真を載せました。
2023/10/9
2023年10月11日(水) 〔1年以上前〕 日記,園館訪問,博物館
千葉の県立中央博物館に行った。
訪問2回目で、今回は企画展「よみがえるチバニアン期の古生物」目当て。
鯨類標本が見たいな~の気持ちで行ったけどそれ以外の収穫がとてもでかかった!
そもそもチバニアン自体についてはなんとなく知りつつも、千葉全体の地史をあまり知らなかったので最初の概説で大助かりした。
(それでも地名よわよわ人間にとっては知らない地名ばかりなのでスマホで地図調べつつ見ていた)(撮影可の展示&空いてるタイミングだからできたこと)(予習しろという話ではある)
植物化石なんかもありつつ、大型哺乳類化石もとにかくいっぱいで迫力がある。
古生物学って今の生物学と密接なんだなと強く感じる。
印旛沼標本みたいに、標本としての歴史が感じられるパネル解説もなんだか嬉しい。
あと公式ツイッターで紹介されていた伏龍骨図(リンクこれ )が見れて嬉しい~!
ゾウの下顎化石とシカの頭蓋骨化石を合わせて描かれた龍の骨格想像図なんだけど、モデルの標本がある部位のスケッチはとても精巧で、これは科学だ……と感動した。
野生動物と人間の文化が交わった部分って、なんというか双方の魅力を感じてすごく好きだ。
鯨類標本も良かったし、鯨類以外の海洋生物標本も見応えがあってよかった。
図録いっぱい読みます。
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科博の昆虫展ギリギリだったけど行けてよかった。
9月はとにかく回復に努めててどこの園館にも行けなかったので、久しぶりに博物館の空気を浴びれてやっぱり博物館好きだな~! と感じる。
体力落ちてるので帰ってからへろへろになってしまったけど、素敵なムシたちがいっぱい見れたし、気になってたモモイロヤママユぬいも入手できたのでプライスレス。
溜まっている訪問ログもあとで書こうと思います。