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自分の中でクリスマスに読みたくなる絵本たち

「クリスマスのふしぎなはこ」
うちの親はリアリストだったのでサンタさん云々があった時期は全くないんですが、それでもなおわくわくする絵本!
長谷川摂子さんのお話はいつ読んでも心を子どもの頃に引き戻されるような不思議な引力がある。

「クリスマスのちいさなおくりもの」
子どもの頃に海外の児童書を読むと、見知らぬ料理に憧れる時期あるよね……ミンスパイとか……。
イラストがとっっても大好きな絵本で、クリスマスじゃなくても普通に眺めてる。
アリソンアトリーさんの擬人化された動物たちは、食う食われるの関係性を失うことなく平和に描かれる絶妙なバランスが好き。

「クリスマス人形のねがい」
人間にも、人間からしたら物でしかないおもちゃたちにも「ねがい」があるという軸がとっても綺麗に描かれている。
アイビーの不運に本人がへこまず前を向いている、というのも大好きなところ。

作品感想,

前から気になっていた絵本「ホッキョククジラのボウ 200年のたび」。
200年生きるホッキョククジラの視点から近年の海の環境変化を描いている。

個人的には、しっかりとボウ視点でありつつも、地の文が感傷的すぎないのが良いなと思う。
(動物と人間が違う生物である以上、野生動物の擬人表現は慎重なくらいがよいと思っているので)
そのぶん対象年齢も少し上がりそうな印象。
末尾のコラムも充実しているので、海洋生物や自然が好きなら子ども・大人問わず読んでほしい作品だなと思う。

絵も良かった。全体的に写実的で、ホッキョククジラの曲線美がとても綺麗。
海の中を響く音の視覚表現も、ボウの五感に共感していくように感じられて素敵だった。
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作品感想,

「北風のわすれたハンカチ」読んだ。
「北風のわすれたハンカチ」
さびしい月のわぐまのもとに、楽器をもった北風の家族が訪れる話。
3たび同じことが起きる童話らしい流れにほっとする。
安房直子さんの文章、目でいちど読んで、口に出してもういちど読みたくなるような言葉の選びがとても好き。
雪が降るくらいの冬にまた読みたいな。
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「小さいやさしい右手」
女の子に親切した結果腕を失くしたまものが、二十年かけてなみだを知る話。
長命人外の子どもと人間の子ども、というものをこういう風にも書けるんだなあ。
どこまで考えても人間と同じ思考をできないまものが、感情の行き場をなくすさびしさ。
話の終わり方はすごく読み手の想像に委ねられている感じがする。
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「赤いばらの橋」
鬼の子が、拾った帽子を崖の向こうの女の子へ届ける話。
魔女がいかにも魔女という性格で良い。
鬼の子が女の子に抱く感覚が、友だちでも恋人でもない感じ。そわそわしたときめきを感じて良い。
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作品感想,

「セブンスタワー」1巻読んだ。
むかし1巻だけ読んだきりなので、内容についてはおぼろげな記憶しかない。
人外の相棒が当たり前の世界って昔から憧れがある。
タルのシャドガー、なにも喋らないのにとっても健気でかわいい。猫の姿の挿絵が好き。
ランドリーシュートでの移動、無謀すぎて印象に残ってる。
モンスター作成ゲームは光魔法を活かしていていいな。ステータスをカードで決めるの自体は現実的だけど、外見が魔法生成なのでわくわくする。
塔の外側上部にも装飾があるの謎だな。人工物にしても、こんな世界だと役目ないだろうに。
血で契りを交わすのは覚えてたけど、ダレン・シャンと混同してた。傷口を直接合わせるのは後者だけか?
クジラっぽいモンスターがいたように記憶してたけど、セルスキーは恐竜顔のトドだしマーウィンはヘビに近かった。多分でかいことしか覚えてなかったんだろうな……。
身分制がガチガチに染み付いてる主人公、今の日本の読者には共感しづらいだろうな、とか思ってたら訳者あとがきで言及されてた。
挿絵描いてる人誰だろう? 調べても出てこない……。英語原作の表紙絵は違うから、日本の人なのかな。
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