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カテゴリ「本・漫画9件]

作品感想,本・漫画

最近知った「解体真処」という漫画が、ド好み!!!!
腑分け(解剖)を題材にした時代劇もので、推理ものの要素もある。
ストーリーが面白いし、何より主人公がめちゃめちゃ良い~~。
webでもちまちま読み進めてるし単行本も買っちゃった。

万内さん、外見も内面も信条も好きすぎる。
マッドサイエンティストとしてのヤバさをしっかり前面に出しながら、人間の美しさに視点を据えているのが素敵。
結果に対し、興味深く淡々と「そうである」と受け止めるのも科学者としてとても良い。

1話試し読みできるのでよければ……。
https://tonarinoyj.jp/episode/2550912965...
(※題材的にどうしても死体の表現があるので注意)
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最新話まで読んだ!
とある話からがっつり下ネタが入ってくるのでびっくりした……そういえばヤンジャンって青年誌だったか……。
それはそうと相変わらず全員キャラが濃くて好きです。

最新話は正直例のシーンよりも、回想コマに描かれた昔の万内さんのほうに撃ち抜かれてしまった。かっ髪色……ッ!!
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#好き語り

作品感想,本・漫画

黒ねこサンゴロウシリーズの前半(?)5巻を読み終えた。

サンゴロウがとにかくかっこいい。飾りっけがなくて職人肌で人情があって、海が似合う。
4巻まではわくわくして読み終えたけど、「霧の灯台」のしっとりしんみりした読み味がとても意外で、そして大好きだった。
海や景色の描写もとても美しくて好きな作品!
絵の空気感も素敵で、子どもの頃に出会えてたら絶対にハマっていたと思う。でも今会えてよかったという気持ちもある。

海が舞台の作品って好きだなあと思う。
海の近い山ぎわの町で育った自分にとって、海は遠く静かに広がる景色であって、近くで見る海はどこか非日常のような感覚がある。
だから、海の怖さも美しさも気持ち良さもマリン号と一緒に乗りこなすサンゴロウのような姿はとてもかっこよくて憧れる!
こそあどの森のスキッパーにも同じ憧れを抱いている。知らない景色を見せてくれるのって小説の素敵なところだなあ。

本・漫画

自分の中でクリスマスに読みたくなる絵本たち

「クリスマスのふしぎなはこ」
うちの親はリアリストだったのでサンタさん云々があった時期は全くないんですが、それでもなおわくわくする絵本!
長谷川摂子さんのお話はいつ読んでも心を子どもの頃に引き戻されるような不思議な引力がある。

「クリスマスのちいさなおくりもの」
子どもの頃に海外の児童書を読むと、見知らぬ料理に憧れる時期あるよね……ミンスパイとか……。
イラストがとっっても大好きな絵本で、クリスマスじゃなくても普通に眺めてる。
アリソンアトリーさんの擬人化された動物たちは、食う食われるの関係性を失うことなく平和に描かれる絶妙なバランスが好き。

「クリスマス人形のねがい」
人間にも、人間からしたら物でしかないおもちゃたちにも「ねがい」があるという軸がとっても綺麗に描かれている。
アイビーの不運に本人がへこまず前を向いている、というのも大好きなところ。

作品感想,本・漫画

前から気になっていた絵本「ホッキョククジラのボウ 200年のたび」。
200年生きるホッキョククジラの視点から近年の海の環境変化を描いている。

個人的には、しっかりとボウ視点でありつつも、地の文が感傷的すぎないのが良いなと思う。
(動物と人間が違う生物である以上、野生動物の擬人表現は慎重なくらいがよいと思っているので)
そのぶん対象年齢も少し上がりそうな印象。
末尾のコラムも充実しているので、海洋生物や自然が好きなら子ども・大人問わず読んでほしい作品だなと思う。

絵も良かった。全体的に写実的で、ホッキョククジラの曲線美がとても綺麗。
海の中を響く音の視覚表現も、ボウの五感に共感していくように感じられて素敵だった。
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作品感想,本・漫画

「本が読めない32歳が初めて電子書籍を読む日」
の記事で好きな作家の本が読まれていたので、部分部分の感想を書いておきます。
全体の感想としては、共感できる感想いっぱいでめちゃ嬉しい!!って感じです。

宮沢賢治は音読したい文章を書くし、ときどきこっちをむいてくるというのもすっごいよくわかる。
音読したくなるリズムの童話ってほんとうに大好きなんだよなあ……。きれいで楽しい文章って読んでるだけで嬉しくなる。ただ合いの手を入れたくなるのは全くわからなくて面白い。

オツベルの顔が見えなくなっていくのこわいよな〜。わかる。この雰囲気の変化は第三者の語りだから出せているのであって、漫画やアニメじゃなかなかできない表現な気がする。

月のセリフで、月をちょっとやなやつだと思うのは自分と違ったな。
月が「なりばかり大きくて」と自分よりずっと小さいはずの象に言うのは、小さい生き物のなかではやるほうじゃないか、と称える気持ちをぶっきらぼうな言葉に包んでいるのだと思ったから。

宮沢賢治の物語は、おそらく童話のなかでも作者の背景を知っているか否かでけっこう読み解き方がかわるのが顕著だからなあ。
>>この人の頭ん中にあるものをひっかき集めてお話が作られてる感じがする。
というのは的確なのではと思った。

>>味とか風味として、口とか脳に残っていく感覚
これ本当にわっっっっかりすぎるし、この言葉とても素敵だ。物語にはもちろん理屈とか感情もあるんだけど、宮沢賢治作品はそれをこっちに伝えてくれる言葉の選びがとっても気持ち良くて、飴を舐めるように言葉を口の中で転がしたくなるんだ。

最後の一文字が「あ」だったらいいなというのが全く同じで嬉しかった。
自分の想像としては、象の群れの中にきっといただであろう子象が、騒ぎのおさまったところで近くの川を覗きにいったんじゃないかと思っている。やせた白象がこのあと群れの日常に戻るのであろうなという、糸のように細くちいさな示唆として書かれた文のような気がする。
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童話好きが周りに多くなくて小説好きが多いので、なんだか自分の読書の比重の置き方は少数派なんかなあと思っていた。
そこにある言葉の表現の美しさを味わうことを優先して、解釈などをいったん置いておく読み方も楽しいよな、みたいな。
仮に少数派だとしてもスタンスを変えたりすることはないけど、なんだかこの記事で勝手に肯定されたような気がして嬉しかった。
言葉の並びとかリズムが気持ち良くて楽しい、音読するのが楽しいって、絵本を長いこと楽しんできた自分的には自然なことだけど、他の大人とあんまりそういう話できないので。記事中の物語部分も音読したけどやっぱり楽しかった!
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作品感想,本・漫画

「北風のわすれたハンカチ」読んだ。
「北風のわすれたハンカチ」
さびしい月のわぐまのもとに、楽器をもった北風の家族が訪れる話。
3たび同じことが起きる童話らしい流れにほっとする。
安房直子さんの文章、目でいちど読んで、口に出してもういちど読みたくなるような言葉の選びがとても好き。
雪が降るくらいの冬にまた読みたいな。
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「小さいやさしい右手」
女の子に親切した結果腕を失くしたまものが、二十年かけてなみだを知る話。
長命人外の子どもと人間の子ども、というものをこういう風にも書けるんだなあ。
どこまで考えても人間と同じ思考をできないまものが、感情の行き場をなくすさびしさ。
話の終わり方はすごく読み手の想像に委ねられている感じがする。
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「赤いばらの橋」
鬼の子が、拾った帽子を崖の向こうの女の子へ届ける話。
魔女がいかにも魔女という性格で良い。
鬼の子が女の子に抱く感覚が、友だちでも恋人でもない感じ。そわそわしたときめきを感じて良い。
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作品感想,本・漫画

「名刺代わりの10冊メイカー」漫画版もかいた。
児童書のほうがまだ新しい作品読んでるなということに気が付く。
https://www.tenbooksmaker.com/f867dcbf-5...
#好き語り

作品感想,本・漫画

「名刺代わりの10冊メイカー」というサイトで作った好きな本10冊。
児童書と絵本に絞ったけどそれでもいっぱい書けなかったのある……!
https://www.tenbooksmaker.com/8ba60f5e-5...
#好き語り

作品感想,本・漫画

「セブンスタワー」1巻読んだ。
むかし1巻だけ読んだきりなので、内容についてはおぼろげな記憶しかない。
人外の相棒が当たり前の世界って昔から憧れがある。
タルのシャドガー、なにも喋らないのにとっても健気でかわいい。猫の姿の挿絵が好き。
ランドリーシュートでの移動、無謀すぎて印象に残ってる。
モンスター作成ゲームは光魔法を活かしていていいな。ステータスをカードで決めるの自体は現実的だけど、外見が魔法生成なのでわくわくする。
塔の外側上部にも装飾があるの謎だな。人工物にしても、こんな世界だと役目ないだろうに。
血で契りを交わすのは覚えてたけど、ダレン・シャンと混同してた。傷口を直接合わせるのは後者だけか?
クジラっぽいモンスターがいたように記憶してたけど、セルスキーは恐竜顔のトドだしマーウィンはヘビに近かった。多分でかいことしか覚えてなかったんだろうな……。
身分制がガチガチに染み付いてる主人公、今の日本の読者には共感しづらいだろうな、とか思ってたら訳者あとがきで言及されてた。
挿絵描いてる人誰だろう? 調べても出てこない……。英語原作の表紙絵は違うから、日本の人なのかな。
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